こじつけの入れ替え

 寝不足で出勤してゆるゆる調子を上げていっていたのですが、わずかな嘲笑の気配を感じ取ると一気に参ってしまいました。

 僕はいましている服装をとても気に入っているし、周囲に対する態度を表明する意図も込めているのですが、やっぱりうまく伝わらないことも多くあってちょっかいをだされます。働きに行っているのだから、服装くらい僕の性別らしく不自然でないようにするべきかと考えたりしますが(服装自由のバイトです)、どうにも心情が追いつかず、その適応の仕方はできそうにありません。そんなに派手で奇抜な格好はしていないつもりなのですが。

 自分自身では受け入れ切っていることなのに、周囲とかみ合わないとき途端に怯えてしまいます。陰口には疎いので気になりませんが、いじめられ体質歴が長いため攻撃の気配には敏感です。自信はあるのに萎縮しやすいのはどこかちぐはぐな感覚です。ハッタリでも胸を張りたいと思う日々が続いています。

 今日はすこし適応のやりかたが見えて、嘲笑の気配を放つ者に一歩踏み込んでみてはどうだろうかと気付きました。こちらが一歩引いたから相手はより嗤うのだし、なによりこちらが一歩引いたから攻撃の気配がほんとうにそれだったのか確認できない。だいぶ勇気の要ることですが、ただの可能性に怯えていただけで実際はなんともなかった事態もあると期待しています。とりあえずハッタリをかます方向が見えました。