過疎という言葉から撤退という言葉を連想する癖がある

 お布団の中にいても寒くて目が覚めました。カーテンを開けると一面まっしろ。九州で雪が積もるのは珍しいことなのでワーイと窓を開けようとしたら開かない。結露が凍っていたようです。

 

 子供は雪の子など母親に言われながら外に繰り出しました。道路がまっしろで車線まで隠れていて、運転は危険です。実際、業者のトラックしか走っていませんでした。みなさんも遊んだあとなのか、雪だるまがちらほらあります。最高気温が氷点下とのことで、みなさんはお家に戻られた様子。街にはほとんど人影がありません。

 

 近頃この市ではリゾート地化が進んでいて、移住する方もいるらしいのですが、この辺りは全然その気配がありません。まあその、過疎りかたがすごくて今日みたいな日はちょっとしたディストピア感があります。

 

 温かい飲み物を買ったあと、海辺に寄りました。普段は忘れているのですが、流石に日本海側というだけあってとんでもなく時化っています。波の音と風の音がうるさくて「うるせー!」と叫んでみました。寒さで血圧が上がっているところそんなことをすると頭がフワッとするだけでした。

 

 観光ホテルなんてのもあって、本当に開かれているのか不安です。その駐車場がサッカーのグラウンドくらいあって、とりあえず走りました。フワッフワ。

 

 帰りがけに高校生くらいの子をふたり見かけました。「やばい!やばいって!」とコンクリートの壁に向かってはしゃいでいました。なにがやばいのか、めっちゃ気になったのですが尋ねずに帰りました。

 

 普段なら喉が腫れたあと熱が出て......と症状の移り変わりがありますが、今回は喉が楽になったらそのまま体調も回復しました。勝利。